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2020 トピックス

2020年9月20日 東京ジュニアが終了しました。

 中学1年生の入部が認められたのが8月。そこから約1か月、基本的には様々な種目を経験することに主眼を置きながら練習を進めてきています。今後もこの流れはしばらく変わりませんが、少しずつ生徒の適正を見出しながら、各種目への比重を高めていければと思います。
 そして、本日の東京ジュニアが中学1年生のデビュー戦となりました。悔しそうにしているものもいましたが、顧問としてはどれもとても素晴らしい結果だったと思います。あまり種目を固定しすぎず、大会でも様々な種目にチャレンジしてもらいたいと思います。

 加えて、本日もとても素晴らしい結果がでました。

 1500m 吉澤登吾(中2)  4分9秒51  1位  桐朋中学新記録!
 
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 800mに続き、今シーズン初の1500mでも素晴らしい記録で走ることができました。大会数は少ないものの、今シーズンは100m、400m、800m、1500mと、いろんな種目に挑戦できています。吉澤君に限らず、中学生であれば、今後もこの取り組みは大事にしていきたいと思います。

 

 

2020年9月2日 2020 夏の報告

 学校再開から、まだ2か月程度しか経過していないのが信じられないくらい、とても濃密なシーズンを過ごしています。今回は、夏休みの最後に開催されたいくつかの大会の報告をまとめて行います。

 まずは、学校が再開し、部活動も少しずつ活動時間が増えていく中で、部員たちが自らの目標を取り戻し、日々活動できていることをとても嬉しく思います。高校生は部員が少ないながらも、秋のシーズンに向けて着々と準備をすすられていますし、中学生は、休校以前よりまとまりのある活動ができているようです。このような、特別とは言えない日々の積み重ねこそ、最も大事にしていかなければならないことだと思います。まずはこのことを確認した上で、この夏の桐朋陸上競技部の快進撃をご報告します。

 ◇8月23日 セイコーGGP 110mH 豊田兼(高3) 14.15(-0.4)
  
東京都高校新記録樹立!
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 ◇8月30日 通信大会 四種競技 高橋諒(中3) 2987点
  
中学日本歴代3位! 東京都中学新記録! 大会新記録! 
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 ◇8月30日 通信大会 800m 吉澤登吾(中2) 1分57秒34
  
中2日本歴代4位! 大会新記録!
  
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 ◇8月30日 通信大会 400mR   
  細萱颯生(中3)・高橋諒(中3)・柳田俊(中3)・北村駿(中3) 43秒87 
優勝!
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 いずれも、詳細な報告をすべき快挙と言ってもよい結果ですが、それらがこの数日の間に一気に達成されました。これらの結果は、達成した選手たちの主体的な取り組みに裏付けられていることは間違いないのですが、そのことに加え、今回はとても多くの方々のご指導・ご支援があったことを、この場で報告しておきたいと思います。
 セイコーGGPでは、元本校教諭の和中先生、そして陸上競技部OBの鈴木さん、石井さんらが、大会運営サイドとしてご活躍されており、現地でも温かいお言葉や直接的な関わりを持っていいただきました。更に陸上競技部OBの萩原Dr.には現地までお越しいただき、診察までしていただきました。そのような、様々な力が結集して豊田の記録は達成されました。このことを劇的に報告する意図はないのですが、ドリームレーンへの選出から、一向に回復しない怪我の状態、そして自己ベスト更新(都記録)までの一連の出来事を見てきた立場としては、奇跡という言葉は使いたくはないのですが、それ以外に言葉が見当たらない程、信じられないものでした。精神が肉体を凌駕した、そんなパフォーマンスでした。
 また、OBの山下さん、そしてコーチをしていただいている細萱さんには、試合だけではなく、日々の練習についても、多くのご指導・サポートをいただきました。とりわけ中学生の結果は、このお二人のご尽力がなければ達成できていないと思います。高橋諒の二度目の東京都中学記録、2年生ながら大会新記録となった吉澤登吾、この両者の記録は日本歴代でも上位となる結果です。このレベルの選手が同時期に同じ部に所属しているということはあまりないことなんだろうとおもいますが、それが現実に起こっています。更に、400mRでは昨秋より目標としていた東京都1位を見事達成。晴れて全国大会出場となりました。このように、多くの皆様方に支えられながら大きな成果を達成することができました。
 これから秋のシーズンが始まっていきます。桐朋陸上競技部には、大記録を目指す者、より上位大会を目指す者、自己ベスト更新を目指す者、自分なりの楽しみを感じながら活動する者など、様々な生徒達が所属しています。一人ひとりが生き生きと活動できる、そんな陸上競技部でありたいと思いますし、そのようになるよう、取り組んでいきたいと思います。

 

2020年8月9日 通信大会予選 後半戦報告

 8/29,30日に開催予定の通信大会の予選会がすべて終了しました。まずは、出場した全員が、活き活きと競技をしてくれたことをとても嬉しく思います。その上で、多くの者が自己ベストを更新したこと、また、多くの生徒が都大会となる通信大会への出場権を獲得できたことなど、本校にとっては充実した大会となりました。全国大会を視野に入れている者から自己ベストの更新が目標の者など、見据えるものは様々異なりますが、陸上競技部の活動が、良い意味で楽しく感じられるような取り組みをしていきたいと思います。

 以下の種目で、通信大会への出場権を得ました。

 3年100m 細萱颯生(中3)
 400m   吉澤登吾(中2)・月岡遼(中3) 
 800m   吉澤登吾(中2)・土田淳真(中3)
 走高跳  柳田俊(中3)
 棒高跳  奥平大星(中3)
 走幅跳  細萱颯生(中3)・西田康平(中3)
 砲丸投  高橋諒(中3)
 四種競技 高橋諒(中3)
 400mR 細萱颯生(中3)・高橋諒(中3)・柳田俊(中3)・北村駿(中3)

 詳しい記録については、記録集をご覧ください。

 この中で、今週も桐朋中学新記録が誕生しました。

 110mYH 高橋諒(中3) 14.42(+1.3)
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 四種競技の中での素晴らしい記録でした。四種競技自体はPB更新とはなりませんでしたが、この先もチャンスはありますし、また、大会が続きますので、ケガすることなく今シーズンを終えられたら、結果はついてくると思います。

 また、中学一年生入部が開始されました。陸上競技部には現在9名の一年生が入部届を出してくれました。1年間の中でも、新入生の入部の時が、最も嬉しく感じる瞬間です。色々な種目を経験していきながら、自分の適性を見出してもらいたいと思います。また、同学年の繋がりはもちろんですが、他学年との交流も通し、多様な人間関係に触れてもらいたいと思います。

 

2020年8月3日 通信大会予選 前半戦報告

 8/29,30日に開催予定の通信大会予選会の報告です。今回もちょっと驚きの結果が出ました。

 800m 吉澤登吾(中2) 1分58秒86 全国大会標準記録突破&桐朋中学新記録
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 中2は間違いではありません。先週の東京選手権に引き続き、本校の新たな歴史を塗り替える記録がでました。大会前から、確かに昨年(PB2分5秒36←この記録もとてつもないですが)より速くなってる実感はありましたが、ここまでの記録を初戦で出すとは思いませんでした。驚きました。しかし、まだ中学生。しかも2年生。高みを目指す前に、視野を広げ、いろんな経験を積む時期です。先を急がず、陸上競技の楽しさに触れながら活動していく必要があります。

 今大会は、都大会となる通信大会の予選となります。以下の選手たちが、通信大会への出場権を得ました。

 800m 吉澤登吾(中2)  土田淳真(中3)
 走高跳 柳田俊(中3)
 走幅跳 細萱颯生(中3) 西田康平(中3)
 砲丸投 高橋諒(中3)
 400mR 細萱颯生(中3)・高橋諒(中3)・柳田俊(中3)・北村駿(中3)

 詳しい記録については、記録集でご確認ください。

 

2020年7月27日 東京選手権の結果

 7/23~26、駒沢競技場にて東京選手権が開催されました。待ちわびた今シーズン最初の大会開催ということで、本校の選手はもちろんですが、他校の生徒たちも皆一様に、大会に出場できることをとても喜んでいました。ただし、3カ月以上の休校期間に加え、現在も練習時間は通常の半分程度なので、どのような結果になるのか、不安もありました。

 結果から言えば、本校としては、ブランクを感じさせないどころか、大きな成果を上げることのできた大会となりました。ある方が冗談で、東京選手権ではなく、桐朋選手権だったね、と言いました。もちろん、お世辞であることはわかっていますし、本校以上の素晴らしい結果を残した学校はいくつもあります。ただし、本校に限ってみれば、過去の歴史を振り返っても、あまり経験したことのないような成果があげられたことは確かです。今回は、大きな成果をあげられたということと、待ちわびたシーズン初戦ということで、入賞した選手を中心に、まとまった形で報告したいと思います。

 まずは高校生。

 豊田 兼(高3)  400mH(高校生の部)  52秒36  1位

           110mH(一般の部)   14秒28(-1.1) 7位   
                        準決勝 14秒18(+0.5)

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 初日の400mHは、自己ベストに0.1秒届かず、悔しい結果ではありましたが、翌日からの110mHでは、日本選手権の決勝に残るような選手たちと走り、準決勝では14秒18まで記録を伸ばしました。東京都高校記録まであと0.02秒ということで、決勝に期待しましたが、残念ながら記録を伸ばすことはできませんでした。様々な制限が継続している中でのこの結果は、本人が希望を捨てず、ここまで歩みを止めなかったことに裏打ちされていることは言うまでもありません。立派の一言でした。

 次に中学生。こちらもすごかったです。

 高橋 諒  四種競技  2894点  1位   東京都中学新記録
        110mYH 14秒90(+1.0)
        砲丸投   13m42
        走高跳   1m81
        400m   52秒50

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 雨脚の強い初日、ハードルで幸先よく自己ベスト更新。そして、次の砲丸投には驚かされました。自己ベストを2m以上更新する大記録。初日が終わった段階で、いろんな方に、都記録更新間違いないね、といわれました。確かに、走高跳は学校でもだいぶ跳んでいたので、これはいきそうだな、とは感じていました。二日目、走高跳で自己記録を更新。最後の400mはどの程度で走れるのかは未知数ではありましたが、こちらも自己新。結果的にすべての種目で自己記録を更新し、見事東京都中学新記録樹立となりました。本校として都記録を更新するのは、30年くらいぶり(4×100mR)かと思われます。昨年の冬以降、非常に高い意識レベルでトレーニングを継続してきていたところでの、今回の休校・活動自粛。しかし、私の知る範囲では、彼も投げ出すことなく、努力を継続してきた一人です。
 同じく四種競技に出場した柳田選手も、5位入賞。四種競技用の練習はほとんどしていないなか、前向きに出場してくれました。最後の400mでは自己ベストで走りました。

 これだけではありません。

 中学 4×400mR  細萱・高橋・柳田・北村  45秒49  第1位

 今秋開催予定のジュニアオリンピックは、夏の全国大会が中止となったことを受けて、例年とは形を変えて実施することになっています。その上で、リレーについては、8/29,30の通信大会の優勝チームがジュニアオリンピックに出場することになりますので、その前哨戦として、とても大事なレースでした。結果は、見事優勝。ところが、選手自身はどこか浮かない表情。やはり、思っていたよりもタイムが遅かったからでしょう。1か月後の通信までに、チームとしての力を高めていければいいと思います。 

 中学 走幅跳    細萱 颯生  6m32(+0.6)  第3位

 6本中5本ファウル。それでも自己ベストを40cm更新しました。ファウルとはなったものの、昨年と比較して、明らかに跳躍の力強さやフォームが良くなっています。全国大会は6m40以上で、全国30位以内に入る必要があります。十分可能性はあります。

 

 今回は、高校生は標準記録を突破している者、中学生は中体連から推薦を受けた者だけの出場になりましたが、8月からは大会が順次開催されていきます。自己ベストを更新した後の選手の嬉しそうな表情を見ることができると、こちらもとても嬉しく感じます。自己ベスト更新は、過去の自分より今の自分が成長した証。やっぱり陸上競技は、自己ベスト更新が何よりも大事な目標だと感じました。

 今シーズンがこのまま無事に開催できることを願い、これから秋の重要試合に向けてトレーニングを継続していきたいと思います。

豊田選手(外堀が写ってしまい、すみません。これしかなかったので許してください)
左:高橋選手 右:柳田選手
細萱選手
左から細萱・高橋・柳田・北村・月岡(テスト前にも関わらず、補欠として来てくれた月岡選手、ありがとう)